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2011年10月

インタビュー: 遠藤保仁選手

2011/10/12(水)

3戦連続で得点に苦しんできた日本代表は昨日、W杯予選でタジキスタンに8対0と圧勝した。試合後、上機嫌の遠藤保仁選手とお話した。

 

 

(8対0の大勝について)ビックリしましたか?

 

ううん。ビックリはしていないよ!

 

これこそ、日本のサッカーですか。得るものは何でしょうか。

 

たくさん点を取ったことです!まあ、良いイメージで終われたのは良かったかなと思いますけど。あれだけ自由にやれれば、それだけ点を取れると思います。

 

先月のW杯予選、特にホームの北朝鮮戦との違いは何でしたか。

 

前半で点を取れたから、楽に自分たちのペースでやれたかなと思います。前半0-0で終われば、また少し違った展開になっちゃうかもしれないので、前半で点を取れたのは良かったと思います。

 

次は同じタジキスタンとアウェイで対戦しますが、そのアウェイ戦でも早い時間帯で点を決めることが鍵を握るでしょうか。

 

そうですね。先に点を取って、自分たちのペースで楽に出来るようにしたいなと思います。次は初めて行く国なので、次の次もそうです。みんな多分行ったことがないと思うので、グランドやピッチもあまり良くないと思います。しっかり集中して戦えば、他には問題ないかなと思います。

 

駒野友一のクロスからハフナー・マイクの2点が生まれました。それは、理想通りのパターンでしたか。

 

あれだけでかかったら、ターゲットになると思います。相手もそんなに大きくなかったんで、大きくない相手には凄いターゲットになるから、それをしっかりと使えれば良いかなと思います。(李忠成との交代後は)クロスだけでなくて、中から1-2とか、そういう形がもっと増えれば良かったかなと思いますけど、あまりにも攻め過ぎていたので、逆に難しかったということもあります。

 

8点目は74分に入りました。2桁取りたいという気持ちはありましたか?

 

無い!無かったです。まあ、入ったら入っても良いけど、別に入らなくても良いです。

 

それでも圧倒的な点差をつけてからも、日本は最後までやり続けましたね。

 

日本人の性格じゃないですか。もっともっと行こうという性格。もっと点を取りたいとか、もっと良いイメージを見せておきたいというのは、日本人の真面目なところから出てくると思うのです。その性格がチームのスタイルに繋がると思います。

 

中村憲剛のインパクトは如何でしたか。

 

良くボールに絡んでいましたし、シュートも積極的にやっていましたし、良いアクセントになっていたと思う。良いプレーしていたんじゃないかなと思います。

 

最後に、香川の2点目は本当に狙いました?

 

ああ、センターリングでしょ?!クロス!イエス、クロスです。100%クロス!

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インタビュー: 細貝萌選手

2011/10/11(火)

ザッケローニ監督の就任直後から、3-4-3布陣について大騒ぎが続いてきた。しかし、監督本人は「あくまでもオプションだ」と述べ、去る7日の親善試合ベトナムでは同システムを再びトライしたものの、日本のパフォーマンスがいまいちで苦戦したため、本日のW杯予選タジキスタン戦ではメインシステムの4-2-3-1に戻るだろう。

 

日本の戦術やフォーメーションについて、MF細貝萌選手とお話した。

 

 

ベトナム戦は辛うじて1対0で勝ちましたが、もう一度3-4-3を試してみることが出来ました。結果以上に、大きな意味があったのでしょうか。

 

3-4-3でスタートしようとミーティングでも言っていたので、新しいシステムで修正をしながらプレーしようということでした。もちろん、もっとチームとして出来ることもあると思いますし、個人的には代表でスタメンで出るのが久しぶりだったので、いつも通りプレーしようと思っていました。ボランチで出たので、もう少し長谷部さんとのバランスだったり、デフェンスラインとの距離感だったり、というのをもっと意識しないといけないと思いました。

 

これまで、遠藤・長谷部のダブルボランチがメインでしたが、2人ともどちらかと言えばクリエイティブな選手と言えるでしょう。細貝選手が入りますと、中盤にもう少しバランスを与えられますか。

 

僕に関しては、やっぱり2人みたいなプレーは出来ないんですし、2人からもちろん得るものもすごくたくさんあります。その中で、出来ないことは出来ないので、出来ることを精一杯やろうという気持ちで臨みました。チームは、結果1対0で勝ちましたけど、やっぱりもっと点を取らないといけないですし、ピンチのシーンも何度かあったので、こういうのでいけないなと思いました。

 

監督は、3-4-3はオプションとして考えられるというふうに述べています。現時点では、W杯予選などでオプションとしても使える状態にありますか。

 

3-4-3に関しては、僕は試合にいたのは今回、スタメンで出たのがもちろん初めてでしたから、また試合をこなしていけば、チームがみんなフィットするのかなと思います。監督もオプションとして3-4-3を持っておきたいという話をしていたので、やっぱりその3-4-3になったら、しっかりとチームがそれを理解して戦うことが大事なのかなと思います。

 

報道陣はシステムに関して少し大騒ぎになりがちかもしれませんが、選手としては気になることですか。

 

システムですか?いややっぱりミーティングだとか、事前に監督から話がありますし、選手の中でこんな話をしていることは全くないかなと思いますね。

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