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ようやく引っ越し?

2008/07/23(水)

先日、ガンバ大阪の新スタジアムについての報道と、その後のクラブ側の発表は、サポーターを興奮させ、大いに期待させられるニュースとなった。埼玉や鹿島の高級スタジアムはもちろん、磐田や柏の小さいながらのサッカー専用スタジアムでも羨ましく見るサポーターは、より現代的な施設に対して古くから希望を抱いているが、クラブ側はようやくその要請を受け、「今年よりこの『新スタジアム』建設を最重要課題」としている旨を発表した。

 

言うまでもなく、このニュースにはより多面的な背景もあった。国際試合を開催する際のFIFA基準が2011年から厳しくなり、クラブ側の発表にも述べてあるように、万博記念競技場は現時点で収容人員、観客席の屋根、常設ドーピング室など、満たしていない条件が様々ある状況である。この数年、ガンバ大阪は浦和レッズと鹿島アントラーズと共に、日本の3強の一角を占めてきたが、これからも発展しACLで日本を代表し続けるためには、サポーターとチームが誇りに思えるホームスタジアムの建設は急務である。

 

ある意味では、ガンバ大阪は境遇の犠牲者ともいえる。オリジナル10の1つとして、Jリーグ発足の頃にガンバが唯一の関西クラブだったし、他にも地元の多目的のスタジアムをホームにしたクラブがあったのだが、リーグの拡大とワールドカップ開催決定に伴う建設・増設で、世界的に通用する施設が各地に現れ、関西ではセレッソ大阪とヴィッセル神戸がその利用権に恵まれた。しかし、これはもうかなり昔話で、率直に言えば万博は今ではJ1のなかでもレベルの低いスタジアムの1つになっているので、ジェフユナイテッド千葉がフクアリというサポーターにやさしいサッカー専用スタジアムへ移転したように、ガンバも新ホームを探すときがとっくに来ている。

 

ガンバがターゲットとしているホームタウンに少し曖昧さがあり、ホームページによるとスタジアム建設可能候補地を「ホームタウン重点4市である吹田市・茨木市・高槻市・豊中市」で検索をしてきたが、報道で挙げられた「エキスポランド」は理想的な立地である。現在のスタジアムとすぐ隣ということで、すでに根付いている場所であり、(イギリスのサッカー文化とは比較にならないかもしれないが)アーセナルがハイバリーからエミレーツ・スタジアムへ移転したときのように、ホームという感じが失われないことはサポーターにとって大きい。交通や駐車施設も現在と同じく、エキスポランド側も含んで、関係各方面にも有益なことになるだろう。去年12月から休園中の同遊園地は、人身事故の悲劇以外にも、事故やトラブルの連発で信頼を遥かに失墜してしまい、ほぼ仕切り直すしかない状況で、この引っ越しは大歓迎だろう。

 

ガンバのサポーターの中で、万博に対する愛着ももちろんあり、個人的に私は工事前の芝生がとても懐かしいが、仕事帰りで行く秋の夜の試合など、ゴール裏の立見席で寒い雨に降られて服も濡れたり風邪も引いたりすることがあると、確かにいつも「屋根ぐらいは作って欲しいなぁ」と不満や文句を言う。過去にも、JR茨木駅前というような移転先の提案やうわさもあったので、決定の発表に至るまでは高望みをしないほうが良いかもしれないが、今回こそ、是非とも実現させてもらいたいだろう。ガンバの発表の中、「ガンバ大阪ファン&サポーターの皆様、そしてホームタウン地域の皆様に新スタジアムを自分たちのスタジアムとして愛着を持っていただける…」ということも掲げているので、サポーターの声も良く聞いて、この皆様の長く抱いている期待に早く応えて欲しい。

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